【京都産業大学 自転車競技部】第20回全日本学生選手権クリテリウム大会

第20回全日本学生選手権クリテリウム大会
4月28日(土) 滋賀県東近江市 東近江ふれあい運動公園特設コース
大会公式 http://jicf.info/8026/


成績 

男子決勝(40km)
・中井唯晶(4年) 優勝
・吉岡 衛(2年) 3位
・清水大樹(1年) 8位
・曽我部厚誠(3年) 23位
・岡本篤樹(2年) 29位
・松下綾馬(4年) 30位
・溝口智貴(3年) 31位
・藤田俊輔(3年)伊藤皓平(2年) DNF


女子決勝(24km)
・中冨尚子(1年) 優勝

男子クラス3決勝(普及大会)第1組
・山田康太(4年) 優勝
同2組
・岩本希望(2年) 24位


レポート:中井唯晶

この大会はシーズンで最初の学生チャンピオンを決める大会で重要な大会の一つです。昨年は天候悪化によりコースが短縮されスプリントレースとなり集団スプリントが苦手な私は6位だったのですが、今年は天候も良くS字コーナーがある正規のコースで実施されたので私にも勝機があり調子も悪くなかったので自信と期待を持ちレースに挑みました。

例年予選ではポイントを1点でも取り集団ゴールすれば通過できるので、私は2回目のポイントで集団から抜け出し1着5点を取り、その後は集団後方で足を休めトラブルなく予選を通過しました。他のメンバーも8人が予選を通過して9人で決勝に進む事ができました。

決勝の前に選手達でミーティングを行いスプリント力のある曽我部・吉岡がスプリント勝負、私は逃げ勝負すると決まりました。決勝レースが始まり全10回あるポイント周回の1回目を清水(1年)が1着で取った直後にアタックし早稲田大学・順天堂大学の選手と3人の逃げを作りローテーションをして逃げたのですがまだレース前半で集団も活性化していたのですぐにタイム差が縮まりました。その逃げは諦め2回目のポイントで1着5点を取り集団に戻りました。3・4回目のポイントには絡まず集団内で様子を見て5回目のポイントを通過した直後に再度アタックしました。すると順天堂大学の石原選手がついてきて、話すとお互い「逃げ」という事で協力することができました。石原選手と協調し逃げ続け集団とのタイム差を30秒にまで開ける事が出来き、集団の前方では曽我部・吉岡が待機しており逃げが捕まった場合でも次の攻撃を仕掛けられる状態を作る事ができました。

逃げ切る事を優先しポイント周回は石原選手と交互に取り合いペースを乱す事無く走り、9回目のポイント周回が終了した時点で石原選手と21点の同点で並び最後のゴールで先着した方が優勝という状況になりました。集団も疲れが見え始めタイム差が開いていき、結果的に二人での勝ち逃げとなりました。

最終回に入り先にローテーションを止めたのは石原選手でした。私が前、後ろに石原選手という形で最終コーナーを曲がり先に仕掛けたのは石原選手でしたがすぐに反応してスリップストリームに入り、残り10mで捲りにいき最後はハンドル投げの勝負になりタイヤ差で先着することができ優勝しました。

レース後に監督より、協調態勢を崩したくなかったので交互にポイントを取り合う走りが良くないと指摘を受けました。次からはもっと貪欲に行きたいと思いました。しかし、思い描いた通り、逃げで勝負し最後のスプリントでも勝つことができてとてもよかったです。チャレンジロードに続き2連勝という良い形で4月を終えることが出来たので、この勢いのまま5月もいきたいと思います。



レポート:中冨尚子

4月8日に行われた「チャレンジサイクルロードレース」(静岡県・日本CSC)で残念な結果だったので、汚名返上するために絶対に勝たなければいけない大会となっていました。この大会はクリテリウムで女子は1周2kmのコースを12周、計24kmのロードレース方式のレースでした。コースには急なS字コーナーがあったので特にその急カーブに気を付けながら走りました。

レースは15時10分からで会場に入ってもゆっくりとできる時間があったので、心にも余裕を持ちながら自分の計画通りに準備をすることができました。作戦としてはレース開始して4周以内には早稲田大の小泉選手と2人で抜け出し、そこから相手の反応を見てコーナーの立ち上がりや向かい風の直線などでアタックをして1人逃げ切りゴールの展開に持ち込むということでした。

レース開始、最初のS字急カーブの立ち上がりで一度もがいて集団の反応を見ました。もちろんさら脚の状態なのでついてこられました。各コーナーでは先頭、または前方にいるようにしてコーナーの立ち上がりでは毎回アタックして、早く集団の数を減らしていこうとしました。しかし、アタックしてもなかなか協調体制に入れずに抜け出せないまま残り5周となってしまいました。残り5周の急カーブからの立ち上がりで小泉選手がアタックをして、それに着いていく形となりました。小泉選手、西森選手(鹿屋体大)と3人で回していき、西森選手は終始きつそうだったのでためにコーナーの立ち上がりや向かい風の直線で、3回ほどアタックして2人体制に持ち込みました。

私は高校1年生の時「全国高校選抜大会」個人ロードレースのゴールスプリント勝負で小泉選手に負けていたので小泉選手とのスプリント勝負にとても抵抗があり、なんとしてでも独走で逃げ切るしかないと思いました。2人体制になったのは残り4周で、残り3周までは3位の選手とあまりタイム差がなかったので二人で協調してペースで回していきました。残り2周で完全に追いつかれないタイム差まで広げたので、あとは1人で行くしかないと思い向かい風の直線で思いっきりアタックしました。少し車間を開けることはできたもののすぐに捕まってしまいました。残り1周の打鐘が鳴り少しでも相手の脚を削るためアタックを繰り返しましたが決まらず、バックストレートでも牽制しあい最終コーナーを曲がり小泉選手やや斜め前にいる状況でした。ラスト150mのところでようやくスプリントがかかり最後は伸びて先行した小泉選手を差し切り1着でゴールすることができました。1人での逃げ切りを狙っていたので満足できるレース内容ではありませんでしたが、まずは今シーズンの1勝目を4月中に獲ることができてとてもうれしかったです。

男子の部でも中井さん(4年)も優勝して、京都産業大学で男女アベック優勝をすることができたので良かったです。これからもアベック優勝できるように頑張っていきます。



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